こんにちは、歯科技工士の小澤です。
入学や入社など、新しい生活や新しい出会いの季節ですね。
皆様は新しい出会いなどはございましたか?
そんな新しい出会いが多い季節ですが、出会った人の歯並びは、その人の第1印象を決めるものの中の1つですよね。
という事で、今日は歯並びについて書いていこうと思います。
芸能人のような綺麗な歯並びには憧れを感じる人も多いと思います。
何気ない笑顔も、より素敵に感じますよね。
そして見た目が綺麗なのに加え、上の歯と下の歯が正確な位置で嚙み合っている整った歯並びである事が理想的だと思います。
整った綺麗な歯並びにはいくつもの利点があります。
まずは、人からの印象が良くなりやすいこと。
食べ物を効率よく咀嚼出来ることで、消化器官の負担を少なくするこ事ができること。
歯磨きの時に磨きにくい部分が少ないため、お口の中を清潔に保ちやすく、虫歯や歯周病のリスクを減らす事ができること。
舌が歯に邪魔されないので、ハッキリとした発音ができること。
逆に、歯並びや噛み合わせが悪いものには色々な特徴や欠点があります。
#叢生
顎が小さかったり歯が大きかったりが原因で、歯が綺麗に並ぶスペースが無く、隣同士の歯が重なり合ってしまう状態。
#交差咬合
綺麗な歯並びは通常、下の歯に上の歯が被さるように並んでいますが、一部の下の歯が上の歯の外側に並んでしまっている状態。
#上顎前突
上の前歯や歯茎、上顎全体が下顎に対して前に出ている状態。
#下顎前突
舌の前歯が上の前歯の前に出てしまっている状態。(一般的に言う受け口)
#空隙歯列
隣り合う歯と歯の間にスペースがある状態。(一般的に言うスキッ歯)
#過蓋咬合
下の歯が上の歯で隠れてしまうほど深く被さっている状態。
#開口
口を閉じても奥歯は噛み合うが前歯がかみ合わず、上下的なスペースが出来てしまう状態。
このように、歯並びが悪い中にも色々な特徴があり、生活する中でそこまで不便の無い状態から、食べ物を食べるのも大変な状態まであります。
そして、これらすべてに共通する綺麗な歯並びと比べた欠点として、
見た目だけの影響だけではなく、咀嚼効率が悪いため消化器官に負担がかかってしまう。
歯ブラシが届きにくい部分が多いため磨き残しが増え、虫歯や歯周病のリスクが増えてしまう。
場合によっては舌を歯が邪魔をして、正確な発音ができない。
悪い歯並びの多くは、矯正治療により改善する事ができます。
綺麗な歯並びになることで、見た目の印象や体の健康に繋がるのではないでしょうか?
お口の中から健康を目指してみてはいかがですか?
それでは春らしく暖かくなっては来ましたが、体調に気を付けてお過ごし下さい。