皆さんの歯茎は大丈夫?

担当: 管理栄養士 上野 | 2022.10.27

こんにちは。✿ エムズ歯科クリニック元住吉所属の上野です。

最近は日も短く、肌寒い日も増えましたね。

 

本日は「歯茎」についてお話しさせていただきます。

 

皆さんは何のために「歯茎」があるのかご存知ですか?

実は、歯を支える役目とは関係がありません。歯茎とは、歯根(歯の根っこ)を囲んでいて、歯根膜という部分と接合している歯周組織です。

食べ物や異物、細菌が歯槽(歯根がはまっている穴)に侵入するのを防いでくれる働きと、食べ物を咀嚼する(噛む)力をクッションのように吸収して衝撃から守る働きをしています。

また、歯茎は三つの種類から構成されていて、①付着歯肉、②歯間乳頭、③遊離歯肉に分類されます。

①付着歯肉は、歯を支える骨(歯槽骨)にくっついて動かない部分のことを指します。

②遊離歯肉は、歯の頭の部分(歯頚部)を囲み刺激を加えると動く部分で、歯茎の退縮しやすい部分のことを指します。

③歯間乳頭は、歯と歯の隙間の部分にある三角形のような形をしている部分のことを指します。

 

では、正常な歯茎とはどのような歯茎を指すのでしょうか?

色は、ピンク色。見た目は、全体的にハリがあり、歯と歯の隙間(歯間乳頭)が埋まっていてシャープな三角形になっています。

歯茎が健康でない場合、虫歯や歯肉炎・歯周病等によって炎症を起こしている可能性が非常に高いです。

ご自身の歯茎が健康であるかどうか、以下に該当する点がないかチェックしてみてください。

・歯茎の色が赤い、またが黒い

・歯間乳が丸く、ハリがない、ブヨブヨしている

・歯磨きをする際等、出血しやすい

・歯と歯の間に隙間ができてきた、食べ物がはさまりやすい

・歯茎が下がって、歯の見える面積が広くなってきた

等。

歯肉炎・歯周病等は、自覚症状が乏しい上に歯を失う一番の原因を占める疾患です。

その為、定期的な検診を受け、早期発見・早期治療を実現することが非常に重要になってきます。

 

皆様のご来院を、スタッフ一同心よりお待ちしております。

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