こんにちは、エムズ歯科クリニック元住吉の村木です。
少し涼しくなってきましたね!
今回は歯肉についてお話しようと思います。
お口の中の病気といえば虫歯の他に歯周病という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?
歯周病とは歯茎周りの病気の総称で具体的には歯茎周りの歯肉のみに炎症が起きている歯肉炎と歯肉のみではなくその下の骨も炎症によって溶けてしまってきている歯周炎があります。
歯肉炎は歯周病の初期段階と言えます。歯肉のみに炎症が起き、歯肉が腫れたり歯磨きで血が出たりといった症状が出ます。歯の周りに汚れが溜まってしまうことで歯肉炎になりますが炎症の初期段階のため歯科医院でのお口のお掃除やご自身の普段の歯磨きを気を付けることによって治すことができます。
歯周炎は歯肉だけでなく歯の周りの骨にまで炎症が及んでしまっている状態で放っておくと徐々に歯が揺れ、最終的には抜けてしまいます。また、歯周炎は糖尿病や動脈硬化・肺炎・低体重児出産とも関連があることが分かっているため全身の健康にも関わってきます。治療するためには歯科医院の専用の器具を必要とすることが多く、失ってしまった歯の骨は基本元通りには戻らないため骨を戻そうとすると自由診療で骨の材料を足す治療をする必要があります。
歯周病は初期段階で食い止めることが大切でご自身のセルフケアが重要になってきます。皆さんも今日からでもお家での歯磨きを意識的に行っていただければと思います。