デンタルフロスと全身疾患について

担当: 歯科医師 大島 | 2025.03.05

こんにちは、エムズ歯科クリニックの大島です。皆さまいかがお過ごしでしょうか。今日は、デンタルフロスと全身疾患についてお話ししたいと思います。

デンタルフロスは、歯と歯の間のプラークや食べかすを取り除くための重要なツールです。歯ブラシだけでは届かない部分をきれいにすることで、虫歯や歯周病の予防に役立ちます。しかし、デンタルフロスの効果は口腔内だけにとどまらず、全身の健康にも大きな影響を与えることがわかっています。

まず、歯周病と全身疾患の関係についてです。歯周病は、歯茎の炎症や骨の破壊を引き起こす病気ですが、これが進行すると、口腔内の細菌が血流に乗って全身に広がることがあります。この結果、心臓病や糖尿病、さらには呼吸器疾患などのリスクが高まることが研究で示されています。デンタルフロスを使って歯周病を予防することは、これらの全身疾患のリスクを低減する一助となります。

また、デンタルフロスを使うことで、口臭の予防にもつながります。口臭の原因の一つは、歯と歯の間に残った食べかすやプラークが分解される際に発生するガスです。デンタルフロスを使ってこれらを取り除くことで、口臭を防ぐことができます。口臭は、他人とのコミュニケーションにおいて大きな影響を与えるため、日常的にデンタルフロスを使用することは、社会生活の質を向上させることにもつながります。

さらに、デンタルフロスを使う習慣は、自己管理能力の向上にも寄与します。毎日のデンタルケアを通じて、自分の健康を意識し、継続的にケアを行うことは、他の健康習慣にも良い影響を与えるでしょう。例えば、規則正しい食生活や適度な運動など、全身の健康を維持するための他の習慣も自然と身につくことが期待されます。

最後に、デンタルフロスを使う際のポイントをいくつかご紹介します。まず、適切な長さのフロスを取り、両手の指に巻きつけて使用します。歯と歯の間に優しく挿入し、上下に動かしてプラークを取り除きます。力を入れすぎず、歯茎を傷つけないように注意しましょう。また、毎日1回、特に夜の歯磨き後に使用することをおすすめします。

いかがでしたでしょうか。デンタルフロスは、口腔内だけでなく全身の健康にも大きな影響を与える重要なツールです。ぜひ、日常のデンタルケアに取り入れてみてください。これからも皆さまの健康をサポートする情報をお届けしてまいりますので、どうぞお楽しみに。

エムズ歯科クリニックの大島でした。

, , , , ,

ACCESS / CONTACT

〒211-0034 神奈川県川崎市中原区井田中ノ町33−2

044-400-1154

診療時間
9:00~13:00
14:30~18:00

休診日:祝日

当院についてAbout

地図・アクセス
スタッフ紹介
理念・治療方針