小児歯科

担当: 歯科衛生士 伊藤 | 2025.08.10

皆さんこんにちは!
元住吉所属歯科衛生士の伊藤です!
暑い日が続いておりますが皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。
今回は子供の歯磨きについてお話しさせて頂きます!

小児の歯磨き習慣を育てるために大切なこと

お子さんの歯が生えはじめると、「歯磨きっていつから始めたらいいの?」「嫌がってうまく磨けない!」と悩む保護者の方も多いのではないでしょうか?今回は、小児の歯磨きについて、始めるタイミングやコツ、習慣化のポイントをわかりやすくご紹介します。

■ 歯磨きはいつから始めるべき?

乳歯は生後6〜10か月頃から生え始めます。最初の歯が生えたら、歯磨きのスタートです。最初はガーゼやシリコン製の歯ブラシで優しくぬぐう程度でOK。歯の本数が増えるにつれて、徐々に子ども用の歯ブラシを使っていきましょう。

■ 小児の歯磨きの基本

・回数

1日2回(朝と夜)が理想ですが、特に寝る前の歯磨きは大切。就寝中は唾液の分泌が減るため、虫歯になりやすくなります。

・時間

1回の歯磨きは2~3分程度が目安。子ども自身に持たせて磨かせた後、必ず大人が仕上げ磨きをしてあげましょう。

・歯ブラシの選び方

ヘッドが小さく、毛がやわらかい子ども用の歯ブラシがおすすめ。月齢・年齢に合わせて選びましょう。

■ 子どもが歯磨きを嫌がるときの対処法
• 楽しい雰囲気を作る:歌を歌ったり、ぬいぐるみを使ってごっこ遊びをしながら。
• 鏡を見せてあげる:自分の歯がどうなっているか見せることで興味を持たせる。
• ごほうびシールなどで習慣化:できた日はシールを貼るなど、達成感を持たせる工夫も◎。

■ フッ素入り歯磨き剤は使うべき?

小児にもフッ素配合の歯磨き剤は効果的です。使用量は年齢に応じて調整しましょう。
• 0~2歳:米粒程度
• 3~5歳:グリーンピース程度

誤って飲み込んでも安全な濃度のものを選ぶようにしてください。

■ まとめ

子どもの歯磨きは、虫歯予防だけでなく、一生ものの健康習慣を育てる第一歩です。最初はうまくいかないこともありますが、焦らず・楽しく・継続していくことが大切です。保護者の関わりが、子どもの「自分で磨く力」へとつながります。

何かわからない事がありましたらいつでもご相談下さい。

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