こんにちは。エムズ歯科クリニック元住吉歯科医師の大島です。
朝晩の空気が少しずつ涼しくなり、秋の訪れを感じる季節になりました。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。夏の疲れが出やすい時期ですので、体調管理にはお気をつけください。
歯科医院での定期検診では、視診や触診だけでなく、必要に応じてレントゲン撮影を行うことがあります。これは、お口の中の状態をより正確に把握するためです。歯や歯ぐきの表面は目で確認できますが、歯の内部や骨の状態は外から見ることができません。レントゲンは、そうした見えない部分を確認するための大切な手段です。
例えば、むし歯が歯と歯の間にできている場合、初期段階では痛みがなく、肉眼では気づきにくいことがあります。また、歯の根の状態や骨の健康状態も、レントゲンでなければ分かりません。こうした情報は、治療の必要性や予防のためのアドバイスに役立ちます。
レントゲン撮影は、毎回必ず行うものではありません。お口の状態や治療の進み具合によって、必要なタイミングで撮影します。定期的な検診と組み合わせることで、問題を早期に発見し、負担の少ない治療につなげることができます。
撮影に不安を感じる方もいらっしゃいますが、歯科用レントゲンは放射線量が非常に少なく、安全性に配慮されています。スタッフも撮影の際には丁寧に説明し、安心して受けていただけるよう心がけています。
お口の健康は、毎日の生活を快適に過ごすために欠かせないものです。定期検診とレントゲン撮影を上手に取り入れて、長く健康な歯を守っていきましょう。


