こんにちは。✿ エムズ歯科クリニック元住吉所属の上野です。
新年度がはじまり、一か月が経ちましたね。皆さんいかがお過ごしでしょうか?新年度の目標には近づけましたか?
本日は、歯磨き粉についてお話しさせていただきます。
歯磨きをする際、歯磨き粉をつけて磨いている方が多いと思います。
そこで、歯磨き粉を利用する際に注意しなければならない点があります。
歯磨き粉の利用は、
正しく歯磨きできることを前提に、歯磨きによる清掃効果を高める手段として用いられています。
また「歯磨きによる効果を細菌学的立場からみると、その効果は極めて一時的で、効果は”正しい歯磨き”が長期間続けられてはじめて発揮する」とも言われています。
つまり、効果を得る為には、いくら歯磨き粉を利用していても”正しい歯磨き”が必要になる、ということです。
“正しい歯磨き”は個々によって異なる部分もありますが、共通して
「①歯ブラシを乾いた状態で使う」
「②うがいの水を少量で行う」
ということが挙げられます。
なぜかというと、
①歯ブラシを水で濡らしてから歯磨き粉をつけると、泡立ちがよくなり磨ききれてない状態で歯磨きを終えがちになってしまうこと、歯磨き粉に含まれている薬効成分を薄めてしまうことに繋がります。
②歯磨き粉の多くに含まれている虫歯予防のフッ素は、うがいにより流されてしまい効果が薄れてしまいます。
また、昨今の歯磨き粉は様々な成分を配合して、口臭予防、虫歯予防、歯周病予防・・・と多様になっています。
なかでも、市販の歯磨き粉の多くに”研磨剤(清掃剤)”が使用されています。
研磨剤は、歯の表面に付着した汚れ、着色を落とす目的で使用されています。
しかし、研磨剤は歯の表面を磨耗させる、という研究結果があります。どういうことかというと、歯の表面が粗くなり、歯垢がつきやすくなる、虫歯を導く・・・ということです。
歯科医院では、個々に合わせた歯磨きの方法、フッ素歯面塗布、研磨剤の入っていない歯磨き粉の購入等が可能です。
是非、ご相談だけでもいらしてください。
皆様のご来院を、スタッフ一同心よりお待ちしております。