こんにちは!
能見台所属管理栄養士の富澤です。
本日は、歯に含まれるカルシウムとそれに関連する栄養素についてお話します。
歯や骨に含まれるカルシウムは、体内の約96%を占めています。カルシウムが不足すると骨が弱くなったりむし歯になりやすくなってしまいます。とくにむし歯は、お口の中にある原因菌(ミュータンス菌)が作る酸が歯のカルシウムを溶かしてしまうことで起こるので、むし歯予防にカルシウムの補給は重要です。現代の日本人は、カルシウムが不足しやすいといわれているため、意識して摂る必要があります。
ではカルシウムはどうやって摂取したらよいでしょうか?代表的な食品は牛乳やチーズなどの乳製品です。他にも小魚などにも含まれています。牛乳などは家庭でも常備されていることが多いと思いますので摂りやすいですね。味が苦手な方も、シチューやスープなど料理に使うことで取り入れやすくなると思います。
次に摂取したカルシウムを効率よく体の中で使えるように助けてくれる栄養素についてお話します。皆さんはビタミンDという栄養素をご存知ですか?ビタミンDはカルシウムの吸収を促進してくれる働きがあります。多く含まれる代表的な食品はお肉や卵、きのこなどこれもまた食事で取り入れやすく、家庭に常備できそうな食品たちなんです!
また、ビタミンDは、食べ物だけでなく体内でも作る事ができます。皮膚に含まれるプロビタミンDというビタミンDの前段階の物質が存在します。赤ちゃんのようなイメージです。一日10分ほど日光に当たることで紫外線がプロビタミンDをビタミンDにしてくれるんです!
カルシウムだけでなく、カルシウムの吸収を助けてくれる食品も摂取して歯をぜひ強くしましょう!
また、エムズ歯科クリニックでも定期健診を実施していますので、お口の中で気になる事があればぜひ来てくださいね。