磨き粉の考え方

  担当: 歯科医師 平野 | 2022.05.07

こんにちは。

 

エムズ歯科クリニック能見台 歯科医師の平野です。

 

もう5月ですね。皆さんは桜を楽しめたでしょうか。

桜というと花が咲いていたり、舞っているのがきれいな印象もありますが、個人的には城の堀などに流れている桜の花びらも結構好きです。

 

 

皆さんの中には

「歯磨き粉ってたくさんあるけど、どれを選べば良いのだろう」「歯磨き粉をつけないで磨いた方が良いと聞いたことがあるけど、実際どうだろう」

などという疑問を持っている方もいると思います。

 

今回はそんな方に少しでも参考になればという話をしていきたいと思います。

 

歯磨きを行う理由の主な目的としては虫歯予防というイメージがあると思いますが、フッ素が配合されている歯磨き粉はその手助けになります。

あるデータではフッ素の虫歯抑制効果は含有量1000ppmで20~30%、1000ppm以上では500ppmごとに6%効果が上昇すると言われています。

(実際に市販の歯磨き粉でもフッ素の濃度が1000ppm以上の物を多く見かけます。)

 

またフッ素以外にも研磨剤が含まれている物は汚れが落ちるかもしれませんが歯の表面を傷つけてしまうというデータもあります。

もしかしたら知覚過敏がある方には向いていないかもしれません。

発泡剤に関しても隅々まで成分を行き渡らせる効果などは期待できますが、口の中で泡が広がり磨きにくく感じたり、すっきりした感覚を得られるので磨き残しがあっても満足してしまうかもしれません。

 

歯磨き粉の中には歯周病に効果がある成分が含まれているもの、粘性が高く成分を長くとどまらせるようにしているもの、汚れは落ちるが歯をなるべく傷つけないように工夫されているものなど様々な種類があります。

 

当院でもいくつか紹介できますので気になる方は一度相談頂けると嬉しく思います。

何かお役に立てるかもしれません。

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