こんにちは、エムズ歯科クリニック歯科技工士の三坂です。
立秋とは名ばかりの暑さが続き、秋の気配はまだ遠いようですが皆さま健やかにお過ごしでしょうか。
お子さまの健やかな成長を願う保護者の皆さまにとって、歯の健康はとても大切なテーマです。
今回は、小児歯科について、保護者の方にぜひ知っていただきたいことを、わかりやすくご紹介いたします。
小児歯科ってどんなところ?
小児歯科は、乳幼児から思春期までのお子さまを対象とした歯科診療の分野です。
虫歯の予防や治療だけでなく、歯並びや噛み合わせ、指しゃぶりなどの口腔習癖への対応も含まれます。
お子さまの成長に合わせて、無理のないケアを行うことが目的です。
乳歯の役割とその大切さ
「乳歯はいずれ抜けるから、虫歯になっても大丈夫」と思われることもありますが、乳歯にはとても重要な役割があります。
食べ物をしっかり噛むことはもちろん、発音や顔の骨格の成長にも関わっています。
また、乳歯が健康であることは、後から生えてくる永久歯にも良い影響を与えます。
乳歯の虫歯が進行すると、永久歯の位置や質に影響することもあるため、早めのケアが大切です。
虫歯予防のためにできること
お子さまの虫歯予防には、日々の習慣がとても重要です。
- 仕上げ磨きの習慣化
お子さまが自分で歯を磨けるようになるまでは、保護者の方による仕上げ磨きが欠かせません。 - 特に奥歯や歯と歯の間は磨き残しが多くなりがちです。毎日の習慣として、楽しく声かけをしながら行うと、お子さまも嫌がらずに続けられます。
- 食生活の見直し
甘いお菓子やジュースの摂取頻度を減らし、食事の時間を規則正しくすることで、虫歯のリスクを下げることができます。 - 食べた後はなるべく早く歯を磨く習慣をつけましょう。
- 定期的な歯科受診
歯科医院での定期的なチェックとクリーニングは、虫歯の早期発見・予防につながります。 - フッ素塗布などの予防処置も効果的です。お子さまの成長に合わせて、適切なタイミングで通院することが望ましいです。
歯医者さんは怖くない場所に
お子さまが歯科医院に対して「怖い」「痛い」というイメージを持たないようにすることも大切です。
初めての受診は、治療ではなく「慣れる」ことを目的にするのも良い方法です。
歯科医院の雰囲気に慣れ、スタッフと楽しくコミュニケーションを取ることで、次回以降の受診がスムーズになります。
保護者の方へのお願い
お子さまの歯の健康を守るためには、保護者の方の協力が欠かせません。
毎日の歯磨きや食習慣の管理、そして歯科医院への通院を通じて、お子さまの口腔環境を整えていきましょう。
小さな頃からの習慣が、将来の健康につながります。
エムズ歯科クリニックでは、お子さま一人ひとりの成長に寄り添いながら、安心して通っていただける環境づくりを心がけています。
気になることがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
秋の訪れを心待ちにしながら、残りの夏も笑顔で過ごしましょう。


