歯周病について

担当: 歯科医師 小野 | 2024.01.15

こんにちは。能見台の小野です。

今日は歯周病についてお話ししていこうと思います。

歯周病とは、細菌の感染によって引き起こされる歯茎の感染性の炎症疾患のことです。

歯茎のポケットの周りに磨き残しが定着して炎症を引き起こすことで発症し、炎症が進むとほとんど痛みがないまま歯茎は腫れて、歯を支えてくれている骨がどんどん吸収してしまいます。

日本人の歯を失う最も多い原因は虫歯ではなく歯周病によるものなのです。

そんな歯周病ですが、永久歯が生え揃った頃から(10代半ば)から予防していくことが推奨されています。

若いうちからブラッシングにより磨き残しをコントロールしていく習慣をつけていくことが歯周病のリスクを抑えていくことに繋がります。

普段使っている歯ブラシも小さすぎると汚れの除去効率が悪かったり、大きすぎると細かい部分まで毛先が入らずうまく磨けなかったりするので、自分にあった歯ブラシを選択することが大切です。

上手にブラッシングを行なっても、歯ブラシだけでは全体の6、7割程度しか汚れが取れないので、歯間ブラシやフロスといった補助的清掃器具を使用することもとても重要です。

自分に合う歯ブラシを選択し、補助的清掃器具を使って日々のブラッシングのクオリティを上げることもとても重要ですが、それだけで完全に歯周病を予防するのは難しいものです。歯科医院で定期的にお口の中をチェックしてもらい、専門的なケアをしてもらうことも歯周病予防においてとても重要となります。

自分では気づかないような症状も、定期検診でみてもらうことでどこに磨き残しが多いか、ポケットが深くなっている場所はないかなど傾向も知ることができ、お家でのブラッシング時に気を付ける判断材料にもなります。

ブラッシングが疎かになり、歯周病が進行することで、心臓病、糖尿病、肺炎など全身疾患のリスクがかなり上がってしまうなど、全身との密接な関係もあるので、体を守って美味しいものを食べて長生きしていくためにも正しい歯周病予防の知識を取り入れて予防していきましょう。

 

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