こんにちは。エムズ歯科クリニック能見台の中保です。
段々あたたかくなってきましたがお元気でお過ごしでしょうか。
また、連休は楽しめましたか。

さて、今回は歯周病でも特に初期段階についてお話ししていきます。

歯周病は、初期段階では自覚症状が少ないため見過ごされがちですが、放置すると歯を失う原因にもなる深刻な疾患です。初期症状としては、歯ぐきの腫れや赤み、歯磨き時の出血、口臭、歯ぐきがムズムズするなどが挙げられます。これらは「歯肉炎」と呼ばれる段階で、まだ歯を支える骨には影響が及んでいない状態です。

この時期に適切なケアを行えば、歯周病は改善が可能です。具体的には、丁寧な歯磨きによるプラーク除去、歯科医院での定期的なクリーニング、歯科医による正しいブラッシング指導などが有効です。早期に対応することで、進行を防ぎ、健康な歯ぐきを維持することができます。

逆に放置してしまうと、歯を支える骨が溶け始め「歯周炎」へと進行し、最終的には歯の動揺や抜け落ちにつながるリスクも高まります。歯周病は成人の多くが抱える身近な病気であるからこそ、違和感を覚えたら早めに歯科を受診することが大切です。初期症状の見逃しを防ぎ、早期発見・早期治療を心がけましょう。

では、梅雨も近づいてきますがあかるく過ごしてくださいね。