親が知ってる親知らず?

  担当: 歯科技工士 三坂 | 2025.06.08

こんにちは、エムズ歯科クリニック歯科技工士の三坂です。

梅雨入りし、紫陽花が美しく咲く季節となりましたね。

今回は、患者さまからよくご相談いただく「親知らずの抜歯」についてお話しします。

親知らずは、10代後半から20代前半にかけて生えてくることが多い奥歯で、正式には「第三大臼歯」と呼ばれています。

「抜いたほうがいいの?」「そのままでも大丈夫?」と迷われる方も多いと思います。

そこで今回は、親知らずを抜くことのメリットとデメリットを、わかりやすくご紹介します。

親知らずを抜歯するメリット

1. 将来的なトラブルの予防
親知らずは、斜めや横向きに生えてくることがあり、隣の歯を押してしまうことがあります。

その結果、歯並びが乱れたり、虫歯や歯周病の原因になることもあります。

早めに抜歯することで、こうしたトラブルを未然に防ぐことができます。

2. 口腔内の清掃がしやすくなる
親知らずは一番奥にあるため、歯ブラシが届きにくく、磨き残しが出やすい場所です。

抜歯することで、奥歯の清掃がしやすくなり、口腔内を清潔に保ちやすくなります。

3. 矯正治療のサポート
歯列矯正を予定している方にとっては、親知らずの抜歯が治療の一環となることもあります。

スペースを確保することで、歯の移動がスムーズになり、治療計画が立てやすくなる場合があります。

親知らずを抜歯するデメリット

1. 手術に伴う痛みや腫れ
抜歯は小さな外科処置です。特に骨の中に埋まっている親知らずの場合、術後に腫れや痛みが出ることがあります。

数日間は食事や会話に不便を感じることもあるかもしれません。

2. 神経への影響の可能性
下あごの親知らずは、神経に近い位置にあることがあり、まれに唇やあごにしびれが出ることがあります。

こうしたリスクは、事前のレントゲンやCT検査で確認し、慎重に判断されます。

3. 回復までの時間が必要
抜歯後は、傷口が完全に治るまでに1〜2週間ほどかかることがあります。

その間は、強い運動や飲酒を控えるなど、生活に少し制限が出ることもあります。

抜歯するかどうかは、ケースバイケース
親知らずは、すべての人にとって抜歯が必要というわけではありません。

まっすぐに生えていて、周囲の歯や歯ぐきに悪影響を与えていない場合は、そのまま様子を見ることもあります。

大切なのは、現在の状態と将来のリスクをしっかりと見極めることです。

エムズ歯科クリニックでは、レントゲンや口腔内の診察を通じて、患者さま一人ひとりに合ったご提案をさせていただいております。

親知らずの抜歯は、不安に感じる方も多いかもしれません。でも、正しい情報と丁寧な診察があれば、安心して判断することができます。

「抜いたほうがいいのかな?」と迷ったときは、どうぞお気軽にご相談ください。

私たちスタッフ一同、皆さまのお口の健康をサポートできるよう、心を込めて対応いたします。

(親知らずの抜歯は、一般的に健康保険の対象となりますが、矯正治療や予防目的の抜歯は保険適用外となる場合があります。)

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