こんにちは!能見台所属の管理栄養士の富澤です。
今年も残すところあと半月ほどですね。
皆さんは帰省など今年は予定している方もいるでしょうか?
私は実家に住んでいるので帰省などはしないのですが、毎年お雑煮を作ったりしているので今からおせちなど考えるのが楽しいです!
さて、今回は歯周病についてお話しますね。
皆さんは歯周病ってご存知ですか?文字通り、歯の周りの病気です。
歯肉の炎症や、歯を支えてくれている骨を溶かす病気で、進行していくと最終的には支えを失った歯は抜け落ちてしまいます。
「自分の歯はグラグラしていないし、噛めているし大丈夫!」と思っていても、実は30代以上の80%は歯周病になっているといわれているほど、身近なものなんです。
1本でも歯が抜けると、その部分にかかっていた噛む力は他の歯が負担してくれます。そうすると、負担に耐えられなくなってしまった歯からまた順番に抜けていくこともあります。
失われた歯が多くなると自分の好きなものが食べられなくなってしまったり、噛む刺激がなくなり認知症などのリスクが上がるなど…全身への影響も出てきます。
もちろん、失った部分に「歯を補う」方法はありますが、その前に自分の歯でしっかりと噛むことが大事ですよね。
歯周病は、歯垢がお口の中にたまる事、歯周病菌の感染が原因です。
歯周病の予防や治療に必要なものは、まずはお口の中を清潔に保つことです。
そして、炎症を起こしてしまった歯肉には栄養素のアプローチが大切です。
歯肉の約60%はコラーゲンでできています。このコラーゲンをしっかりと体内で作ることが重要なのですが、その手助けをしてくれるのがビタミンCです。
ビタミンCはコラーゲンの生成を助けるほか、不足すると出血しやすくなってしまうのでお口の中にはかなり重要な栄養素です。
ですが、ビタミンCは水溶性ビタミンという分類に入るもので体に蓄えることができず、過剰な分は全て排出されてしまいます。
つまり、継続して摂ることが大切です。
ビタミンCはブロッコリー、キウイフルーツなどに含まれています。
ちなみに、水溶性は水に溶けるのでブロッコリーなどは茹でるとお水に流れ出てしまうので電子レンジで加熱するとよりビタミンCを摂取することができます!
炎症が起きているということは普段に増してプラスの栄養素が必要ということです。食事だけでは限界があるな…といった場合には、サプリメントで摂るのも効果的です。
当院ではビタミンCのサプリメント、他にも粘膜にアプローチするビタミンB群などをバランスよく含んだ歯周病や口内炎にもアプローチできるサプリメントなど取り扱っておりますので、もしご興味あればお声掛けください!
歯周病予防には日々の歯磨きや定期的なクリーニングが大切です。歯科医師や歯科衛生士も患者様1人1人のお口にあったケアの仕方を提案してくれているので、ぜひ一度お越しください★