こんにちは!
エムズ歯科クリニック能見台副院長の辻上です。
まん延防止等重点措置も終了となり、ゴールデンウイーク!!!皆様はいかがお過ごしでしたでしょうか。
さて、今月のテーマは歯磨き粉です!
突然ですが、皆様は歯磨き粉には大きく分けて2つあることをご存じっでしょうか
医薬部外品歯磨き粉と化粧品歯磨き粉です。
医薬部外品は裏面に「医薬部外品」という文字がありますが、化粧品にはそれがありません。
さらに、記載できる文字もことなり、同じ虫歯に対する効果でも
医薬部外品は「むし歯の発生および進行の予防」 化粧品だと「むし歯を防ぐ」としか記載できなくなります。
医薬部外品には必ず薬用成分が入っておりまして、虫歯の予防と記載してあるものには
フッ化ナトリウム、モノフルオロリン酸ナトリウムなどが成分表示にあります。
一方化粧品には入ってないことが多いです。
ここでこんな疑問が生まれませんか?
「化粧品歯磨き粉にはフッ素が入ってないのに『虫歯を防ぐ』できるの?」
化粧品歯磨き粉には薬理作用は全くありませんが、発泡剤や研磨剤など歯ブラシの物理的な作用の補助をする効果があるので歯ブラシの歯垢を除去効果を補助できます。
つまりは何もつけずに歯ブラシをしたときに起こりうることは記載できるのです。
なんかずるい気もしますが、そういう法律があるので仕方ありません。
なので皆様は裏面に医薬部外品の記載を確認した後、
どんな薬用成分が入ってるか確認してから買うようにしてください!
そのほかの発泡剤とか、研磨剤などは大した差はないです。
これを読んだ方の歯磨き粉選びに参考となれれば幸いです。