こんにちは、エムズ歯科クリニック副院長の辻上です。
今回のテーマは口腔機能ということで、私からは咀嚼能率についてお話していきたいと思います。
みなさんは「食事をとりずらい」と感じていますか?
歯があろうがなかろうがほとんどの人の答えがYESだと思います。
人間はうまくできていて、歯がなくなったとしても舌やほっぺたなどがその機能を補うかつほとんどの人が徐々に歯がなくなっていきます。
そのため、今の状態が普通で何ら以上ではないと思っている人がほとんどです。
でもそれは本当にしっかりと食べれてるというのでしょうか。
同じ食べ物でも丸呑みするのと、しっかりと噛んでから食べるのとでは全く体へ取り込まれる栄養素が違います。
さらに、食べにくくなったから痩せられる!ラッキー なんて思ったりしませんか?
それは実は逆です。
肉や魚などのたんぱく質が多く含まれるものは歯がないと食べれないものばかりで、歯が少ない人はパンや麺など噛まずとも食べれるまたは時間とともに唾で柔らかくなるような食べ物を好むようになり太ってしまう方が多いいのです。
ちなみに歯を失ってしまった場合入れ歯、ブリッジ、インプラントの治療が選択肢としてありますが、それぞれの咀嚼能率(どれぐらい噛む能力があるか)は天然歯を100%とすると
入れ歯 30%
ブリッジ 60%
インプラント 90%
となり明らかにインプラントがいいことがお分かりいただけると思います。
そのため、どれがいいですか?と聞かれることがよくありますがほとんどの場合はインプラントがベストです。
ただ、リスクは少なからずありますので詳しくは歯科医師にお尋ねください。