歯周病について

担当: 歯科衛生士 大野 | 2025.01.23

こんにちは!

 

下落合 衛生士の大野です。

 

明けましておめでとう御座います!

皆さん今年はどんな年にしたいですか?

 

今回は歯周病について知ろう!予防と治療のポイントについてお話しします。

まず、歯周病とは?

歯周病は、歯を支えている歯茎や歯槽骨(歯を支える骨)に炎症が起きる病気です。初期の段階ではほとんど症状がなく、気づかないうちに進行してしまうことがあります。歯周病が進行すると、歯茎が腫れて出血し、歯を支える骨が溶けてしまいます。その結果、歯がぐらつき、最終的には抜けてしまうことがあります。

次に歯周病の原因です。

歯周病の主な原因は、プラーク(歯垢)に含まれる細菌です。プラークが歯の表面に蓄積すると、細菌が歯茎に炎症を引き起こし、歯周病が進行します。具体的な原因としては以下のものがあります。

1. 不適切な歯磨き

歯磨きが不十分だとプラークが残り、歯周病を引き起こす細菌が増殖します。特に歯と歯茎の間に汚れが溜まりやすく、これが歯周病の原因になります。

2. 喫煙

喫煙は歯周病の進行を早め、治りにくくすることが知られています。タバコの煙が歯茎の血行を悪化させ、免疫力を低下させるため、歯周病が悪化しやすくなります。

3. 不規則な食生活

栄養バランスが悪いと、免疫力が低下し、歯周病のリスクが高くなります。特にビタミンCが不足すると、歯茎の健康が損なわれ、歯周病が進行しやすくなります。

4. ストレス

ストレスが溜まると、免疫力が低下し、歯周病の進行を早めることがあります。

5. 糖尿病

糖尿病があると血糖値が高く、免疫機能が低下するため、歯周病にかかりやすく、また進行しやすくなります。

そして、歯周病の症状です。

歯周病は初期段階では症状がほとんどなく、気づかないうちに進行してしまうことがあります。進行すると以下のような症状が現れます。

• 歯茎の腫れや出血:特に歯磨き時に歯茎から血が出ることがあります。

• 歯のぐらつき:歯周病が進行すると、歯を支える骨が失われて歯がぐらつくようになります。

• 口臭:歯周病による細菌の増殖で、口臭が強くなることがあります。

• 歯茎の退縮:歯茎が下がってきて、歯が長く見えることがあります。

最後に歯周病の予防法です。

歯周病は予防が可能な病気です。以下の方法を実践することで、歯周病を防ぐことができます。

1. 正しい歯磨きの習慣をつける

歯周病を予防するためには、毎日の歯磨きが最も重要です。歯と歯茎の間に溜まったプラークを取り除くために、優しく丁寧に歯を磨きましょう。また、歯磨き粉に含まれるフッ素や抗菌成分が歯周病予防に役立ちます。

2. デンタルフロスや歯間ブラシを使う

歯と歯の間の汚れは歯ブラシだけでは取り切れないことがあります。デンタルフロスや歯間ブラシを使って、歯の隙間を清潔に保ちましょう。

3. 定期的な歯科検診を受ける

1年に2回程度、歯科医院での定期検診を受けましょう。歯周病は初期の段階で発見すれば、簡単な治療で済みます。歯科医院では、専門的なクリーニングや歯周病の予防処置を行ってくれます。

4. 禁煙する

喫煙は歯周病のリスクを高めるため、禁煙することが予防に繋がります。タバコを吸っている場合は、歯周病が進行しやすくなることを理解し、禁煙を検討しましょう。

5. 栄養バランスの取れた食事

健康な歯茎を維持するためには、ビタミンCやカルシウム、亜鉛など、歯や歯茎に良い栄養素を摂取することが大切です。野菜や果物、乳製品を意識的に摂取しましょう。

 

歯周病は放っておくと歯を失う原因になりますが、早期に発見し、適切な予防と治療を行うことで、改善します。皆さんぜひ定期メンテナンスにいらしてください。お待ちしております!

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