こんにちは。エムズ歯科クリニックの管理栄養士、藤本です。
春は気温が上がり、寒暖差の影響を受けやすい季節です。新生活が始まり、環境の変化に適応するためにも、しっかりとした栄養管理が大切です。今回は、春に意識したい栄養のポイントについてお話しします。
1. 免疫力を高める栄養素を摂る
季節の変わり目は体調を崩しやすくなります。免疫力を維持するためには、ビタミンCやビタミンAを含む食品を意識して摂ることが大切です。例えば、いちごやキウイフルーツにはビタミンCが豊富に含まれており、ニンジンやほうれん草にはビタミンAが多く含まれています。
また、腸内環境を整えることも免疫力向上につながります。ヨーグルトや納豆などの発酵食品を取り入れると、腸内の善玉菌が増え、健康維持に役立ちます。
2. 春の不調を和らげる食材を選ぶ
春は花粉症に悩む方も多い時期です。抗酸化作用のある食材を取り入れることで、症状を和らげることが期待できます。例えば、青魚に含まれるEPAやDHAは炎症を抑える働きがあるとされ、ナッツ類に含まれるビタミンEも体を守る力を高めるのに役立ちます。
また、春は自律神経が乱れやすい季節でもあります。ストレスを感じやすい方は、リラックス効果のあるマグネシウムを含む食材(アーモンド、バナナ、ひじきなど)を積極的に取り入れるとよいでしょう。
3. 春の旬の食材を楽しむ
春は多くの食材が旬を迎えます。例えば、タケノコや菜の花は春ならではの食材で、食物繊維やビタミンが豊富です。これらを食事に取り入れることで、自然と栄養バランスが整いやすくなります。
また、新玉ねぎは辛みが少なく、生でも食べやすいのが特徴です。血液をサラサラにする効果が期待できる硫化アリルが含まれており、健康維持に役立ちます。
春は体調を崩しやすい時期ですが、食事の工夫で健康をサポートできます。旬の食材を楽しみながら、免疫力を高める栄養素を意識して摂ることが大切です。新しい季節を元気に迎えられるよう、日々の食事を見直してみてはいかがでしょうか。
エムズ歯科クリニックでは、健康の維持・増進のための栄養についてもアドバイスしています。気になることがあれば、ぜひご相談ください。