こんにちは。エムズ歯科クリニック歯科医師飯田です。
マスク生活も久しくなり、自分の口臭も気になる方も増えてきているみたいです。
定期検診の目的はもちろん口臭の予防効果もありますが、国民皆歯科検診と国が動き出すほどの目的はどこにあるのでしょうか?
お口の中は嫌気性菌と言われる細菌が繁殖しやすく、ホームケアだけだと細菌の住処は破壊できないと言われています。
3,4ヶ月ごとの定期検診はなぜおすすめなのか?
この細菌の住処を破壊することのできるのが歯医者で受ける機械的なクリーニングでしかないからです。
また、その住処を細菌は3ヶ月くらいでまた再構築するため、そのタイミングでまた破壊することが必要になるからです。
嫌気性菌と身体が戦うと結果的に様々な炎症性物質が産生されます。
歯周病菌、つまり嫌気性菌が生み出すこの歯周病空間は全身の病気とも密接な関係があることがわかっています。
狭心症、心筋梗塞、動脈硬化、糖尿病、脳梗塞、心内膜炎、誤嚥性肺炎、アルツハイマー病
これは一例ですがまだまだあります。
どうでしょうか?私たちの命に関わる病気だらけです。
歯周病は炎症が身体のなかで起こり続けているようなものです。であれば種々の病気に影響するのは当たり前かもしれません。
痛くないからそのままでというのも考えものです。
ホームケアと歯医者さんのケアがあって歯周病ははじめて治療や予防が可能なのです。