歯が溶けやすい食べ物

担当: 管理栄養士 松本 | 2025.09.03

こんにちは。エムズ歯科クリニック綱島、管理栄養士の松本です!!

暑さも少しずつ落ち着いてきて、食欲の秋になってきましたね!!

今回は、歯が溶けやすい食べ物について、栄養の視点からお話しします。歯が溶けると聞くと驚かれるかもしれませんが、これは「酸蝕症」と呼ばれる状態で、酸性の飲食物によって歯の表面のエナメル質が少しずつ溶けてしまうことを指します。

酸蝕症の原因となる代表的な食べ物には、以下のようなものがあります。

• 柑橘類(レモン、グレープフルーツなど)

• 酢を使った料理(ピクルス、酢の物など)

• 炭酸飲料(コーラ、サイダーなど)

• スポーツドリンク

• ワインや果実酒

これらの食品は酸性度が高いため、頻繁に摂取すると歯の表面が徐々に溶けてしまう可能性があります。特に、飲み物を少しずつ長時間かけて飲む習慣がある方は、口の中が酸性に傾きやすくなるため注意が必要です。

では、栄養の観点からどのような予防ができるのでしょうか。

まず、カルシウムをしっかり摂ることが大切です。カルシウムは歯や骨の主成分であり、酸によるダメージから歯を守る働きがあります。牛乳やチーズ、小魚、緑黄色野菜などを積極的に取り入れてみてください。

また、唾液の分泌を促す食べ物もおすすめです。唾液には酸を中和する働きがあり、歯を守る天然のバリアとなります。よく噛む必要がある食材(例えば、根菜類や玄米など)は唾液の分泌を助けてくれます。

さらに、食後すぐの歯磨きは避け、30分ほど時間を置いてから行うのが理想です。酸性の食べ物を摂った直後は、歯の表面が一時的に柔らかくなっているため、すぐに磨くと傷つけてしまうことがあります。

食べ物の選び方や食べ方の工夫で、歯を守ることができます。日々の食生活の中で少し意識するだけでも予防につながります。歯科と栄養は密接に関係していますので、気になることがあればお気軽にご相談ください!!

これからも、皆さまのお口の健康を栄養面からサポートしてまいります。

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