洗口剤を誤って飲んでしまった時の対応

担当: | 2024.10.18

こんにちは。歯科医師の山口です。
今回は、洗口液を誤って飲んでしまった場合の対処法と影響について詳しく説明します。

・少量の誤飲の場合
通常の使用量を少量飲んでしまった程度であれば、あまり心配する必要はありません。まず、すぐに口をすすぎ、コップ1~2杯の水か牛乳を飲んでください。牛乳は、食道や胃の粘膜を保護し、成分の影響を弱める効果があります。その後、気分が悪くなったり、嘔吐、腹痛、下痢などの症状が現れた場合は、医師に相談することをお勧めします。

・大量の誤飲の場合
大量に飲んでしまった場合や、幼児が誤って飲んでしまった場合は、すぐに医師の診察を受けることが重要です。洗口液にはエタノールなどの成分が含まれていることがあり、特に体格の小さい子供にとっては中毒のリスクが高まります。エタノールは中枢神経系に影響を与え、酩酊状態や呼吸抑制を引き起こす可能性があります。

・誤飲後の症状と対処法
誤飲後に現れる可能性のある症状には、嘔吐、腹痛、下痢、頭痛、めまい、意識障害などがあります。これらの症状が現れた場合は、すぐに医師に相談し、製品の成分表を持参すると適切な対処がしやすくなります。

・誤飲を防ぐための対策
誤飲を防ぐためには、洗口液を子どもの手の届かない場所に保管し、使用時には注意を払うことが大切です。また、子どもが洗口液を使用する際には、親が監督し、適切な量を使用するよう指導することが重要です。

洗口液を誤って飲んでしまった場合、少量であれば大きな問題にはなりませんが、大量に飲んでしまった場合や子供が飲んでしまった場合は、迅速な対応が必要です。誤飲を防ぐためには、適切な保管と使用時の注意が重要です。

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