こんにちは。エムズ歯科クリニック綱島、管理栄養士の松本です！

暑い季節になると、冷たい炭酸飲料が飲みたくなりますね。シュワっとした爽快感は、気分をリフレッシュさせてくれます。ただ、炭酸飲料を飲む機会が増えると、気になるのが虫歯との関係です。今回は、栄養の視点から炭酸飲料と虫歯の関係についてお話ししようと思います！

炭酸飲料には、砂糖が多く含まれているものが多くあります。糖分は、口の中の細菌が分解することで酸を作り出し、その酸が歯のエナメル質を溶かしてしまいます。これが虫歯の始まりです。

また、炭酸飲料そのものにも酸が含まれていることが多く、これが歯の表面を直接溶かす酸蝕症の原因にもなります。酸蝕症は虫歯とは異なり、細菌の関与が少ないのですが、歯がもろくなるという点では共通しています。

栄養の面から見ると、炭酸飲料を頻繁に摂取することで、食事のバランスが崩れやすくなることも懸念されます。特に、炭酸飲料でお腹が満たされてしまうと、必要な栄養素を含む食事の量が減ってしまうことがあります。

虫歯予防のためには、以下のような工夫が効果的です。

・炭酸飲料は食事と一緒に摂るようにし、だらだら飲みを避ける

・飲んだ後は水で口をすすぐ

・キシリトール入りのガムを噛むことで唾液の分泌を促す

・食事ではカルシウムやビタミンDを意識して摂ることで、歯の再石灰化を助ける

お子さまは特に虫歯になりやすいため、飲み物の選び方が大切です。ジュースや炭酸飲料ではなく、水や麦茶など、糖分の少ない飲み物を選ぶようにしましょう。また、食後の歯磨き習慣を身につけることも、虫歯予防には欠かせません。

炭酸飲料を完全に避ける必要はありませんが、飲み方やタイミングを工夫することで、虫歯のリスクを減らすことができます。栄養のバランスを意識しながら、歯と体の健康を守っていきましょう！！

エムズ歯科クリニック綱島では、歯科医師だけでなく、管理栄養士も皆さまの健康をサポートしています。気になることがあれば、いつでもご相談ください！