こんにちは、エムズ歯科クリニック、歯科医師の片山翔一です。
今年の冬も例年通り急に気温が下がり、とても寒いですね・・・。
空気が感染するとコロナ、インフルエンザと感染のリスクが上がりますので、皆さんご自愛ください。
冬は、温泉地へドライブで行き、ゆっくりするのが楽しみです。今年は少し遠出を予定しています。
そんな冬は、知覚過敏の患者さんが多くなる印象を受けます。
知覚過敏は、象牙質の中には象牙細管という管があり、ここが歯の中の神経と連絡をしているため、象牙質が露出することでしみてしまいます。
主な症状としては、①歯肉が下がることによるもの、②飲食物によるもの、③咬み合わせによるもの、④治療後に歯の神経が過敏になることによるもの、が挙げられます。
①について、年齢と共に歯肉は下がるのですが、他にブラッシングの過度な力により歯肉が下がり歯の象牙質が露出することでしみてしまいます。
②について、コーラやサイダーなどの炭酸飲料をよく飲む人、柑橘類をよく食べる人は酸の働きで歯の表面のエナメル質が溶け、象牙質が露出し、知覚過敏を引き起こします。
③について、不正咬合などで過度にある歯に力がかかると、その歯のエナメル質が欠け、そこから象牙質が露出し、知覚過敏になります。
④については、大きな虫歯があると、歯を大きく・深く削る必要があるため、どうしても神経に近いところを触る関係でしみてしまう場合がります。
上記以外にも、ホワイトニング後に歯がしみる知覚過敏もあります。
このように、知覚過敏といっても原因はさまざまであり、早期に対応をしないと、歯の神経を取らなければならない事もあるため、定期健診では、気になることがあった時はすぐに担当の歯科衛生士もしくは歯科医師へご相談ください。
それぞれに合わせた対応方法をお伝えします。
歯の知覚過敏が気になる方、知覚過敏用の市販の歯磨き粉はどうなのか気になる方、ホワイトニングに興味があるが知覚過敏が心配な方は、ぜひご相談ください。