こんにちは。エムズ歯科クリニック祐天寺で管理栄養士をしております、渡部です。
寒さが一段と厳しくなってきましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
本日は、歯周病と関係の深い栄養素であるビタミンBのご紹介です。
ビタミンB群は、必須アミノ酸のひとつである「メチオニン」という物質の肝臓での代謝に関わっています。ビタミンB群が不足していると、メチオニンがホモシステインに変わる過程とホモシステインがシステインに変わる過程が阻害され、ホモシステインが過剰につくられます。過剰なホモシステインは、コラーゲンの形成を阻害することから、歯茎を健康な状態に導く過程を阻害してしまうのです。また、過剰なホモシステインは、動脈硬化を促進するということから、歯茎の健康状態だけではなく、全身の健康状態にも関わります。
ビタミンB群は各種類が助け合うことでパワーを発揮するので、複数のビタミンB群をいっしょに摂るのがベスト。ただし水溶性のため、ほとんどが一度に必要量以上に摂っても尿中に排泄されてしまいます。まとめてではなく、タイミングをずらしながらコンスタントに摂ることを意識しましょう。
また、ビタミンB1・B2・B6・B12、葉酸は腸内細菌からも作り出されるため、腸内環境を整えることも大切です。
エムズ歯科では、管理栄養士による栄養相談も実施しております。ご興味のある方はお気軽にお声がけくださいね。