着色は材料によっても変わる

担当: 歯科技工士 大山 | 2022.01.22

こんにちは。エムズ歯科クリニック、技工部、歯科技工士の大山です。

むし歯等で歯を新しくつくり、入れる時、歯を作る材料はおおまかに三種類あります。

1つ目は金属。2つ目はレジンと呼ばれる合成樹脂。3つ目がセラミック(ガラス粒子等含んだ陶材質のもの)です。

それぞれ利点、欠点がありますが、その中で今日は着色についてお話ししようと思います。

着色とは皆さんがご存じの通り、コーヒー、ワイン、カレーなどの飲食物の色素やたばこのヤニなどが歯の表面に固着して、蓄積したものです。この着色ですが、先ほどの3つの材料の中で、着色のしやすさが違います。1つ目の金属は着色はするにはしますが、金属としての色合いが強いので、まず気になることはないと思います。2つ目のレジン、このレジンがこの3つの中で一番着色し易いです。3つ目のセラミックも着色しますが、なぜレジンの方が着色し易いかと言いますと、日常で使う食器を思い出していただけたらイメージしやすいと思います。

プラスチックの食器と陶器の食器、この2つを比べた時にコップやグラス、お皿に飲食物の色、お茶だったら所謂茶渋が付きやすいものはプラスチックの方です。プラスチックとレジンは同じ合成樹脂なので、変色しやすいです。

今回は着色のみに注目しましたが、利点と欠点両方存在しますので、医院では説明等をしっかりと受けていただいた上で新しい歯を入れる時の選択材料の一つになればと思います。

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