皆さんこんにちはエムズ歯科クリニック歯科医師の牧田です。
3月に入り花粉症と共に春を感じる季節になりましたね。
歯医者さんに久しぶりに行くと、痛みや症状が無くても虫歯があるので治療が必要と言われてしまう経験が多い方もいらっしゃると思います。
そこで今回はそんな虫歯ができる原因とその予防についてお話しさせて頂きます。
まず虫歯になる原因は、お口の中に常にいる「細菌」と、摂取する食べ物や飲み物に含まれる「糖」が合わさると、歯の表面に付着している細菌が酸を作り出してしまい表面を「脱灰」と言って溶かしてしまう事が虫歯を作る原因になってしまいます。
虫歯は最初のうちは歯の表面の本当に薄い層を溶かすだけなので、痛みなどの症状はほとんどありませんが次第にその溶けた部分が深くなっていくと甘いものや冷たい物でしみる症状が出てきてしまい、さらに進行すると噛んで痛みが出たり何もしなくてもズキズキ痛むという状態にまで進行してしまいます。そのため初期の虫歯のうちは症状も出ないためご自身では気づかない事が多く、定期検診でしっかり歯科医師に診てもらい虫歯ができていないかを確認していかなくてはなりません。
ただそもそも虫歯を作らない様にするためにはどうすれば良いのか、予防方法としては「細菌」を歯ブラシや歯間ブラシ、フロスなどでしっかり数を減らしておく事と、「糖」は食べたらすぐに歯ブラシなどで歯の表面から取り除くことが重要になります。お口の中には元々虫歯の原因最近が存在しており、虫歯が出来ると歯にできた穴で細菌の巣の様にどんどん数を増やしていってしまうため隣の歯にも虫歯を作りやすくなってしまうため注意が必要です。またフロスや歯間ブラシも非常に重要で、歯ブラシだけでは歯の間の汚れは60%も落とせていないと言われており、全く使わないでいると「細菌」も「糖」もどんどん蓄積して虫歯の原因になってしまいます。
日頃からしっかり虫歯予防のためにお口の中を清潔に保ち、その上で虫歯が出来てしまっても定期検診で小さい内に発見できれば小さく削るのみの治療で済みますのでしっかり定期検診にも通院する事が大切です。