こんにちは。
私、エムズ歯科クリニック祐天寺 歯科医師の石渡と申します。
梅雨も明けまして、暑い日が続きますね。季節の変わり目ですので、体調管理にお気をつけください。
暑いと喉が渇いたり、お口の中が乾燥することが多いと思います。実は、お口の中が乾燥していると、むし歯菌や歯周病菌が増殖してしまいます。防御機構や免疫力を備えている唾液が少なくなっているからです。
小さなお子様についても同様です。お子様の場合、お口の中が乾燥する原因として、日頃口をぽかーんと開けていたり、就寝時の鼻詰まりによる口呼吸、いびきなども挙げられます。
口を開けた状態が続きますと、歯並びにも影響してしまいます。
なぜなら、唇が閉じている事により、前歯が外向きに動かないようになっているからです。
歯というのは、たった2g程度の力をかけることで動くと言われています。舌が歯にかける力はその何十倍ですので、もし口が開いていて、歯の裏側に舌の力がかかる場合、どんどん外側に歯は移動します。いわゆる、出っ歯になってしまいます。
また、その逆も然りで、唇を力強く閉じ過ぎている場合は、歯が内向きに移動します。
幼い頃から歯並びを綺麗に保つには、唇と舌の適切なポジショニングが大切です。
当院でも最近力を入れておりますが、小児専用の矯正方法(保険外治療です。患者様の来院回数によって費用が変動しますが、約80万円(税込))があります。
成人の矯正と異なる点は、先述した唇や舌の適切なポジショニングを練習したり、正しい姿勢や呼吸方法を身につけるなどのトレーニング(当院では「アクティビティ」と呼んでいます)を行う点です。
幼い頃にそれらを習得することで、その後歯並びが崩れにくくなり、健康状態も良くなるといわれています。
お子さまの歯並びや、日々の生活習慣で気になる点があれば、ぜひ当院までご相談ください。