春のやわらかな光が差し込み、桜のつぼみがふくらみ始める4月。新しい季節の訪れに心が弾む一方で、冷たい風と暖かい日差しが交互にやってくるこの時期は、歯の「知覚過敏」が気になりやすい季節でもあります。
初めまして。エムズ歯科クリニック 祐天寺院 吉田です。
ここでは、知覚過敏の主な原因と、自宅でできるセルフケアをまとめました。症状が続く場合は、早めに歯科医へ相談することが大切です。
まずは知覚過敏が起こる主な原因についてです。
知覚過敏は、歯の表面を覆うエナメル質がすり減ったり、歯ぐきが下がって象牙質が露出したりすることで、刺激が神経に伝わりやすくなる状態です。4月は生活リズムの変化や気温差が影響し、以下のような原因が重なりやすくなります。
• 強いブラッシング。
力を入れすぎた磨き方は、エナメル質を削り、歯ぐきを下げる原因になります。
• 歯ぎしり・食いしばり。
新生活のストレスが増える時期は、無意識の食いしばりが起こりやすく、歯に負担がかかります。
• 酸性の飲食物の摂りすぎ。
炭酸飲料、柑橘類、ワインなどはエナメル質を溶かしやすく、知覚過敏を悪化させることがあります。
• 加齢や歯周病による歯ぐきの後退。
歯ぐきが下がると象牙質が露出し、刺激が伝わりやすくなります。
次は自分でできる知覚過敏対策についてです。
日々の習慣を少し整えるだけで、症状の軽減につながります。
• やさしく磨ける歯ブラシを使う。
毛先の柔らかいブラシを選び、力を入れずに小刻みに磨くことがポイントです。
• 知覚過敏用の歯磨き粉を取り入れる。
カリウム塩や硝酸カリウムなどを含む製品は、刺激が神経に伝わりにくくなるよう設計されています。
• 酸性の飲食物は「だらだら食べ」しない。
食後は水で口をゆすぎ、すぐに歯を磨かず30分ほど時間を置くとエナメル質を守れます。
• 食いしばり対策をする。
日中は上下の歯を離す意識を持ち、就寝時の症状が強い場合は歯科でマウスピースを相談することもあります。
• 冷たいものを避ける。
一時的に症状を和らげるため、冷水や冷たいデザートは控えめにすると効果的な事もあります。
春は新しいスタートの季節。桜が咲く頃に合わせて、口元のケアも見直してみると、より快適に過ごせます。気になる症状が長引くときは、早めに歯科医院で相談してみてくださいね。

