親知らずに関して

担当: 院長 瀬田 | 2025.06.23

こんにちは。歯科医師の瀬田です。

今日は親知らずの抜歯についてお話ししたいと思います。親知らずは、第三大臼歯とも呼ばれ、通常は10代後半から20代前半にかけて生えてきます。親知らずの抜歯にはメリットとデメリットがあり、それぞれを理解することで、適切な判断ができるようになります。

まず、親知らずの抜歯のメリットについてお話しします。親知らずが正しく生えてこない場合、他の歯に悪影響を及ぼすことがあります。例えば、親知らずが斜めに生えてくると、隣の歯を押し出して歯並びが乱れる原因となります。また、親知らずが部分的にしか生えてこない場合、歯茎が炎症を起こしやすくなり、痛みや腫れを引き起こすことがあります。さらに、親知らずが完全に生えてこない場合、歯の周りに細菌が溜まりやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。これらの問題を防ぐために、親知らずの抜歯が推奨されることがあります。

一方で、親知らずの抜歯にはデメリットもあります。まず、抜歯後の痛みや腫れが挙げられます。抜歯後は数日間、痛みや腫れが続くことがあり、食事や日常生活に支障をきたすことがあります。また、抜歯後の傷口が感染するリスクもあります。適切なケアを怠ると、感染が広がり、治療が必要になることがあります。さらに、抜歯後の回復期間中は、固い食べ物や刺激物を避ける必要があり、食事の制限が生じることもあります。

親知らずの抜歯を検討する際には、歯科医師と相談し、自分の状況に合った最適な判断をすることが大切です。親知らずが問題を引き起こしていない場合、抜歯を避けることも一つの選択肢です。しかし、親知らずが痛みや炎症を引き起こしている場合や、将来的に問題が予想される場合は、早めに抜歯を行うことで、他の歯や歯茎の健康を守ることができます。

最後に、親知らずの抜歯を決断する際には、歯科医師のアドバイスをしっかりと聞き、自分の健康状態やライフスタイルに合った選択をすることが重要です。親知らずの抜歯は一時的な不便を伴うかもしれませんが、長期的な健康を考えると、多くの場合、メリットがデメリットを上回ることが多いです。皆さんもぜひ、親知らずの健康管理に気を付けて、笑顔で過ごせる毎日を目指しましょう。

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