こんにちは。
エムズ総合歯科クリニック東中野所属の歯科医師の佐橋です。
春になりましたね。さくらがとてもきれいでした。
さて今回は歯並びに関してです。
歯というのは顎の骨に埋まっていてしっかり固定されているように見えますが、一方から力がかかると簡単に動いてしまいます。
これは骨のリモデリングといって、骨は溶けたり、増えたりを常に繰り返しているため、
一方に力がかかると、力がかかっている方の骨が溶け、力をかけている方に骨が増えるという原理です。
この原理を利用して矯正治療などが行われるわけなのですが、実は矯正をしなくても歯には常に力がかかっています。
それは舌とほっぺの筋肉です。
舌が歯を外に押し出す力をかけ、ほっぺの筋肉が歯を内側に入れ込む力を常にかけています。
この均衡によって、歯は常に同じ位置に固定されています。
そのため、舌の位置が正常な位置になかったり、口呼吸をして口が開いている時間が増えると歯並びはどんどん悪くなっていきます。
特に子供の大人の歯が生えてくる時期はその影響を受けやすいです。
もし、お子さんが口呼吸をしていたり、舌を出したりする癖などがある場合は、歯並びが悪くなる可能性が高いため注意してみてくださいね