こんにちは。エムズ歯科クリニック新丸子院長 津田義人です。
今回は、人と話す時や笑う時に気になってしまう方もいらっしゃる歯の黄ばみについてお話します。
歯の黄ばみの原因は、大きく分けて内因性と外因性の2つに分けられます。
内因性の黄ばみ
加齢: 年齢を重ねるにつれて、歯の表面を覆うエナメル質が薄くなり、内側の黄色い象牙質が透けて見えるようになります。
遺伝: 歯の色は遺伝の影響を受けることがあります。生まれつき歯が黄色っぽい人もいます。
薬の副作用: 一部の抗生物質や精神安定剤などが、歯の変色を引き起こすことがあります。
外因性の黄ばみ
飲食物: コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレーなど、色素の強い食品や飲み物を頻繁に摂取すると、歯の表面に色素が沈着して黄ばみが生じます。
喫煙: タバコのヤニが歯に付着し、黄ばみや着色を引き起こします。
歯垢・歯石: 歯磨きが不十分な場合、歯垢が歯にこびりつき、時間が経つと歯石に変化します。歯石は黄ばみの原因となるだけでなく、虫歯や歯周病のリスクも高めます。
口腔内の乾燥: 口呼吸や唾液の分泌量が少ない人は、口の中が乾燥しやすくなり、着色汚れが付きやすくなります。
歯の黄ばみを予防するには
丁寧な歯磨き: 正しい歯磨き方法で、毎日2回以上歯を磨き、歯垢をしっかりと落としましょう。
定期的な歯科検診: 歯科医院で定期的に歯のクリーニングを受けることで、歯の表面についた着色汚れを落とすことができます。
食生活の改善: 色素の強い食品や飲み物の摂取を控え、歯に優しい食品を選ぶようにしましょう。
禁煙: 喫煙は歯の黄ばみの主な原因の一つです。禁煙することで、歯の黄ばみを予防し、口臭も改善されます。
歯の黄ばみを取りたい場合
市販の歯磨き粉: 研磨剤が入った歯磨き粉を使用することで、歯の表面の着色汚れを落とすことができます。
歯医者さんでのクリーニング: 歯科医院では、専用の機器を使って歯の表面についた頑固な着色汚れを落とすことができます。
ホワイトニング: 歯の漂白剤を使って、歯を白くする治療法です。歯科医院で行うオフィスホワイトニングと、自宅で行うホームホワイトニングがあります。
少しでも気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。
エムズ歯科クリニック新丸子院長
津田義人