こんにちは。10月に入り、朝晩の空気がひんやりと感じられるようになりましたね。金木犀の香りが漂い、秋の訪れを感じる季節となりました。
エムズ歯科クリニック港南台、助手の打矢です。
今回は、口腔機能低下症と、それに伴う低栄養のリスクに関係する栄養素についてお話しします。
口腔機能低下症は、噛む、飲み込む、話すなどのお口の働きが少しずつ弱くなっていく状態です。年齢を重ねることで起こりやすく、気づかないうちに進行してしまうこともあります。お口の機能が低下すると、食事がしづらくなり、食べる量が減ったり、柔らかいものばかりを選ぶようになったりすることで、栄養が偏ってしまうことがあります。
そんな時に意識したいのが、筋肉や粘膜、骨の健康を支える栄養素です。
まず大切なのは たんぱく質 です。筋肉の維持に役立ち、噛む力や飲み込む力を保つために欠かせません。肉や魚、卵、大豆製品などを毎日の食事に取り入れることがポイントです。
次に、カルシウム と ビタミンD。これらは歯や骨の健康を支える栄養素です。丈夫な歯があることで、しっかり噛むことができ、食事の幅も広がります。乳製品や小魚、きのこ類などがおすすめです。
さらに、亜鉛 や ビタミンB群 も見逃せません。これらは味覚や粘膜の健康に関係しており、食欲や食事の楽しみにもつながります。貝類、レバー、緑黄色野菜などに多く含まれています。
食べることは、身体の栄養を補うだけでなく、心の豊かさにもつながります。お口の機能を保つことは、毎日の食事を楽しむためにも大切です。
「最近食べづらい」「食事の量が減ったかも」と感じることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。私たちスタッフ一同、皆さまのお口の健康を支えるお手伝いをさせていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。秋の深まりとともに、どうぞ温かくお過ごしください。


