みなさんこんにちは。エムズ歯科クリニック港南台の池田です。
雨の多い季節となり、少しずつ夏の気配を感じる6月になりました。新年度の慌ただしさが落ち着き、「自分のことにも少し目を向けてみようかな」と感じる方も多い時期ではないでしょうか。最近では、大人になってから矯正治療についてご相談される方も増えています。
「今さら矯正を始めるのは遅いかもしれない」「仕事をしながら続けられるのか不安」と感じる方もいらっしゃいますが、大人になってから矯正治療を始める方は少なくありません。歯並びを整えることは、見た目の印象だけでなく、歯みがきのしやすさや噛みやすさにもつながることがあります。
矯正治療には、ワイヤー矯正やマウスピース型矯正装置など、さまざまな方法があります。歯並びや生活スタイルによって適した方法は異なるため、当院では丁寧なカウンセリングと検査を行い、一人ひとりに合わせてご提案しています。治療内容によっては違和感や軽い痛みを感じる場合もありますが、不安なことをそのままにせず、安心して進めていただけるよう心がけています。
また、矯正治療中は食事の変化を感じる方も多くいらっしゃいます。装置をつけた直後は硬いものが食べづらく感じたり、違和感から食事のスピードが変わることもあります。そのため、やわらかいものばかりを選びがちになりますが、噛む回数が減ることで唾液の分泌が少なくなり、お口の中が乾燥しやすくなることがあります。唾液には、お口の中を洗い流し、細菌の増殖を抑える働きがあるため、矯正中こそ「しっかり噛むこと」が大切になります。
さらに、矯正中は食べやすさを優先して炭水化物中心の食事になってしまう方も少なくありません。しかし、栄養が偏ると体調だけでなく、お口の環境にも影響することがあります。例えば、間食が増えたり、食事の時間が不規則になることで、お口の中が酸性に傾く時間が長くなり、むし歯のリスクにつながる場合があります。反対に、たんぱく質や食物繊維を意識した食事は、満足感を得やすく、間食のコントロールにもつながります。
マウスピース型矯正装置では、食事や間食のたびに装置を外す必要があります。そのため、「少しだけだから」と間食の回数が増えてしまうと、装着時間が不足しやすくなるだけでなく、歯みがきのタイミングも不規則になりがちです。糖分を含む飲み物を長時間かけて飲む習慣も、お口の環境に影響することがあります。食事の時間を整えることや、水分補給の内容を見直すことも、矯正期間中の大切なポイントです。
大人の矯正治療は、見た目を整えるだけでなく、これから先のお口との付き合い方を見直すきっかけにもなります。気になることがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。これからも皆さまが安心して毎日を過ごせるよう、寄り添いながらサポートしてまいります。


