銀歯と精度

担当: 歯科医師 津田 | 2022.09.04

こんにちは。

エムズ歯科クリニック東中野医院で歯科医師をしております津田です。

 

銀歯が取れて中でむし歯が進行していたという経験はありませんか?

実は銀歯の脱離が5回あったとしたら4回位は内部でむし歯が進行しているような状態です。

 

なぜむし歯の治療をしたはずなのに内部がむし歯になってしまうのでしょうか。

一言で言ってしまえば日本の保険診療の限界です。

 

保険診療のコンセプトは機能性を第一とし、審美や耐久性は求めない。

長期予後は求めることができないというものです。

 

当たり前のことですが、安価で良い治療などこの世に存在しません。

保険診療では安価な銀合金をそれなりの精度で加工し、作るということが限界です。

 

逆に言えば、お金をかければ予後の良い治療が存在するということです。

巷でよく言われるセラミック治療はそれにあたります。

材料にいいものを使っているということです。

 

実はそれ以上に「精度」というものが歯科治療では大切になってきます。

我々は0.1mm違えば悪くなるという世界で治療を行っています。

その精度を求めるにははやりお金がかかります。

 

もっというとこの「精度」は材料の質よりも遥かに大切な要素です。

銀歯という材料が悪いのではなく精度が悪いから数年後にまた悪くなってしまう。

これが実は本質です。

金属を用いていても精度が抜群であれば何十年も持ってくれているものもあります。

 

悪くなったら削って詰める Drill and Fillingと昭和の時代の歯科治療は揶揄されました。

もう今の時代は予防の時代です。

 

悪くならないようにしていく。

悪くなったらもう二度と悪くならないようにお金をかけてしっかり治す。

 

こういった考え方の人が増えてきたように想います。

 

あなたは将来、孫と一緒に食事するとき、同じものを食べたいと思いませんか。

未来というのは今の積み重ねです。自分の健康を維持するお手伝いをさせてください。

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