こんにちは。✿ エムズ歯科クリニック元住吉所属の上野です。
蒸し暑い日が続いておりますね。🌻 感染対策、熱中症対策ともに徹底していけたらと思います。
本日は「ガムの意外な効果」についてお話しさせていただきます。
皆さんは、どんなときにガムを噛みたくなりますか?
「歯磨きの代わりに」「口臭予防に」「ダイエットに」・・・等、様々であると思います。
ガムの効果は、含有成分に加え「噛む」ことで得られる効果が注目されています。
なかでも、「噛む」ことで得られる①唾液分泌の促進と②脳の賦活作用についてお話しいたします。
まず、①唾液分泌の促進についてです。
唾液には、自浄作用、消化作用、抗菌作用、再石灰化作用、緩衝作用、粘膜保護作用等、複数の働きが挙げられます。
歯科の面から申し上げますと、唾液の自浄作用による虫歯・歯周予防、口腔内のpHを上げ細菌増殖の抑制、再石灰化作用(脱灰※によって溶け出したカルシウムやリン酸が唾液によって再び取り込まれること)による歯の修復等が得られます。
(※虫歯菌が作り出した酸によって、歯の表面であるエナメル質やリン酸が溶け出すこと)
次に、②脳の賦活作用についてです。
「噛む」ことで脳への血流が増え、脳の活性化、認知予防、ストレスを緩和する等の効果が得られます。
ガムを噛むタイミングとしては、正しい歯磨きやフロス、歯間ブラシ等のデンタルケアをした上で、補完的な役割としてはいつでも有効です。なかでも、食後は口腔内が酸性に傾きやすく虫歯になりやすい為、毎食後30分以内の摂取を習慣づけることが望ましいとされています。
また、ガムは砂糖含有量の多いガムよりも、甘味料であり虫歯予防の得られるキシリトール、シュガーレスの商品が望ましいです。
当院でも、歯科専売の「ポスカ」と呼ばれるデンタルガムを扱っております。
わからないことや気になる点がございましたら、お申し付けください。
皆様のご来院を、スタッフ一同心よりお待ちしております。