こんにちは、エムズ歯科クリニックで歯科技工士をしている石井です。
今月は歯科補綴物のセラミックについてお話いたします。
エムズ歯科クリニックではセラミック補綴物はセレック、e-max、ジルコニアの3種類を扱っております。
製作方法は医院で口腔内スキャンを行い,
そのデータを私たち技工士に送信→送信されたデータからCADソフトで歯のデザインを製作→そしてその製作したデザインをCAMソフトでそれぞれのブロックから削り出しす…という工程で製作しています。
削り出された製作物はハンドピースを用いて調整し、そこから先は各補綴物により手順が変わってきます。
セレックであれば調整、研磨しステインで色を付けグレーズで艶出しします。
e-maxはクリスタライゼーションといい指定された温度で焼いてからステイン、グレーズをします。ジルコニアはシンタリングといいこちらも指定の温度で焼いてからステイン、グレーズをしていきます。
昨今は技工士の専門学校の数が減って技工士になる人の数がどんどんと減ってきている現状です。
技術が進歩していき上の通りCAD/CAMによる作業も色々と増えてきました。
それにより一部では将来なくなる職の一つに挙げられることもありますがやはり細かい調整などCAMの歯のデザインには技工士を必要としています。
これをみて少しでも歯科技工に興味を持っていただければ幸いです。