歯周病がもたらす悪影響

担当: 歯科衛生士 内山 | 2022.10.24

みなさんこんにちは!

エムズ歯科予防口腔ケアクリニック、歯科衛生士の内山です。

だいぶ肌寒くなってきましたね。
寒くなってくると今年ももう終わるのか…と少し寂しい気持ちになってきます。
みなさんはどうですか?

さて、今日は「歯周病がもたらす悪影響」についてお話ししていこうと思います。

 

「歯周病」という言葉を一度は耳にした事、ありますよね??
悪いものなんだろうなとは知っていても、実際にどんな病気で、そしてどう悪い影響をもたらすのかわからない方も多いのではないでしょうか?

そこで毎日のように歯周病予防に従事している私が解説したいと思います!!


「歯周病とは」

歯周病菌という菌が歯茎が炎症し、歯を支える骨を溶かしてしまう病気です。

もう少し掘り下げてお話をしていきます!

歯周病菌は“常在菌”といわれ、みなさんのお口の中に潜んでいます。
歯磨きが行き届かず、磨き残しがあれば、とうぜん菌の量も増え、歯茎の中に菌が侵入しやすくなり、…歯茎に炎症が起こります。
この状態を「歯肉炎」といいます。

少し堅苦しいお話になってしまいましたが、

歯肉炎かどうかの目安は、【歯茎が赤い】【少しの刺激で歯茎から血がでた】といったところです。

 

歯周病菌は血が大好物で、出血が起こるとそこにブワァッと集まってきます。

そして酸素を嫌う性質があり、菌は歯茎の奥へと侵入していきます。
そして歯周病菌の作用によって、菌からから逃げるように骨が溶けていきます。
支える骨が減り歯がぐらぐらし始め、やがて抜けてしまうというのが歯周病の流れです。

つまり、歯肉炎をそのままにすると、少~しずつ悪化してしまうのが怖いのです!

痛みなどの症状もなく着々と進行し、気づいたら歯が抜けてしまうなんておそろしいですよね…!

 

歯周病がすぐ治るような薬があればいいのですが、

今のところそんな薬は開発されていませんので、

ご自分のお口の中は、自身で清潔に保ち続けることがすごく大事です。

今は100年時代といわれていますし、何歳になってもご自分の歯で食事を召し上がれたら理想ですから、

歯周病で歯を失なわないためにもx、私たち歯科衛生士はやっきになって定期検診と毎日のセルフケアの重要性を説明しているのです。

 

しかも、歯周病になると、「糖尿病」「心筋梗塞」「脳梗塞」にかかるリスクが上がるのです。

(炎症物質が歯茎の血管から全身に入りこんで、様々な病気のを引き起こす原因となるといわれています)

 

歯周病は、痛みがでないので、なかなか自分では気づけないサイレントキラーとも言われていますから、

「何もなくても歯医者へ」を忘れずに定期健診を受けにいらしてくださいね!

お会いする際には、患者様一人一人に合った治療とご指導をさせて頂きます。

 

ACCESS / CONTACT

〒164-0003 東京都中野区東中野5−4−7 三喜ビル1F

03-4500-8770

診療時間
9:00~13:00
14:30~18:00

休診日:祝日

当院についてAbout

地図・アクセス
スタッフ紹介
理念・治療方針