こんにちは。
エムズ歯科クリニック祐天寺歯科医師の石渡と申します。
紅葉も深まり、すっかり秋めいて来ましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
本日はインプラントのお話をしたいと思います。みなさま、インプラントと聞くとどのようなイメージを持たれるでしょうか。
おそらく「保険外治療」「費用が高額」「若い人がやるもの」などのイメージが先行し、具体的な治療内容について知る人は少ないのではないかと思います。
正直、私の学生時代の経験においても、インプラントの講義の時間はその他の分野と比較して非常に少なく、卒業後に学ぶ事が圧倒的に多い分野でした。
ですので、今後みなさまにもインプラントについて沢山の知識を持って欲しいと考えております。
まず、インプラント治療は、歯が抜けてしまった部分に施す治療です。ですので、入れ歯治療やブリッジ治療と立ち位置は同じです。時々、ご自身の歯につける被せ物を指してご質問をされる患者様がいますが、それはいわゆるクラウン(差し歯)治療になります。
インプラント治療は、無くなってしまったご自身の歯を元通りに再現するような構造になっています。天然歯の根っこにあたる部分、幹の部分、咬む部分と3つのパーツに分かれております。ですので、硬い物を噛めたり、噛む感覚をなるべく持てたりします。
ここで1つ当然の事をお伝えしますが、歯科治療において最高の治療は「治療しない」ことです。
つまり、虫歯ができてしまったら、必要最小限で歯を削り、天然歯となるべく同じ組成の材料(プラスチック、セラミック)で治すのがベストな治療なように、歯を失ってしまった場合は、天然歯と同じ構造をしているインプラント治療が人体にとって最良の治療といえると思います。
ですが、インプラント治療は外科手術になり適応が限られますので、ご検討されている方は是非当院までお気軽にご相談ください。