こんにちはエムズ歯科の歯科技工士の佐藤です。日増しに暖かくなってきていますね。個人としては花粉症の時期になるので春は苦手です。

さて今回は虫歯についてお話ししようと思います。

なぜ歯を磨いても虫歯になってしまうのでしょうか？人によってはまったく歯を磨いてないのに虫歯歯１本も無いという方もいます。その差は虫歯菌が口の中にいるかどうかの影響が大きく虫歯菌の中で最も悪いのがミュータント菌といいます。ミュータント菌は生後10ヶ月から36ヶ月の間に保護者から感染しますので保護者の口の中に大量のミュータント菌がいるとより感染します。そのときに糖をたくさん摂った場合にミュータント菌が歯の表面に定着することになります。さらに口の中に大量にミュータント菌が感染すると歯磨きしたくらいでは菌の量を減らすことは難しくなります。なぜならミュータント菌には表面に螺旋状の突起物がありそれを歯の表面にねじ込み張り付いてしまうので歯磨きだけでは除去しきれない為です。

では虫歯にならない為の予防法をお話ししていきましょう。虫歯を予防するには原因となるプラークをきちんと取り除くこと。歯の質を強くすること。飲食のときに砂糖の摂り方に注意することが重要になります。

毎日のブラッシングを実行し、歯科医院では定期健診を受けることで虫歯になるリスクを軽減することができます。丁寧なブラッシングを心がけ虫歯になりやすい歯と歯の間にはフロスを使用しましょう。歯の質を強くするためにはフッ素を上手に活用しましょう。フッ素は歯の質を強くし、再石灰化を促進させ細菌の働きを弱めることができるのでフッ素配合の歯磨き剤を使用することをおすすめします。飲食時にダラダラと食べるのは控えましょう。口の中は唾液により中性が保たれていますが飲食をすると酸性に傾くので酸性の時間が長くなるとそれだけ虫歯になりやすくなります。細菌が糖分を利用し酸をつくりだしますので食べたら磨くことを心がけ虫歯を予防していきましょう！