こんにちは。
エムズ歯科クリニック 歯科医師の千原と申します。
今回は歯並びと呼吸についてのお話をします。
歯並びはどうして悪くなるかみなさんご存知でしょうか?
遺伝で悪くなると思ってらっしゃる方が多いかなと思いますが…
実は、遺伝ではなく、生まれた後の環境によって歯並びの悪化は起こると分かっています。
では歯並びにとっての「生まれた後の環境」とはなんでしょう?
それはお口周りの筋肉です!
歯の周りには、強い筋肉がたくさんあります。
その代表は舌です!
舌は非常に強い筋肉で、顎の成長において非常に重要な役割を持ちます。
また、唇や顎先、頬の筋肉…たくさんの筋肉があります。
最近ちらほらマスクをつけていない子供たちも増えてきましたね。
街を歩く子供達ののお口をよく見てみてください。
お口をポカンと開けたままにしている子供が多くありませんか?
お口を閉じていてもへの字口だったり、顎の先に梅干しジワができていたり…
他にもいろいろあるのですが…
これらは、全て歯並びが悪くなるサインです!
このように誤ってお口周りの筋肉を使ってしまう原因の一番は、口呼吸です。
歯並びと呼吸の仕方は密接に関わっているのです。
みなさんはどこで、普段呼吸をしていますか?
「口でしている」もしくは「口も鼻も使っている」と思った方は要注意です。
「鼻でしている」と思っている方も、実は口でしている時間もあるかもしれません。
口呼吸は歯並びだけでなく、たくさんの病気の原因になっていると分かっています。
例えば、今の季節悩んでいる方も多いであろう花粉症…
花粉症で鼻水が出ると、どんどん口呼吸になってしまいますが、口呼吸はアレルギー症状を悪化させてしまいます。
お口の健康のためにも、花粉症を良くするためにも、全身の健康のために、呼吸の仕方を見直してみませんか?
ご質問や気になることがあれば、いつでもお気軽にお越しください♪