みなさんこんにちは。
予防口腔ケアクリニックで歯科衛生士をしている奥野です。
突然ですが、皆さんはブラッシング時に血が出ることはありませんか?
もしかするとそれは「歯周病」によるものかも知れません。
歯周病とは、歯周病細菌によって歯茎に炎症を起こし、歯を支える骨を溶かしてしまう病気です。
歯を失う原因の第1位は「歯周病」です。
その罹患率は30代以上の3人に2人と、とても身近な病気ですが
放って置くととても危険です。
歯周病の治療法は、歯周病の段階により異なります。
歯肉炎の場合:細菌により歯茎に炎症が起きている状態。骨がまだ溶けていない、比較的軽度な状態を指します。治療法は歯科医院でのクリーニングとご自身でのブラッシングです。
歯周炎の場合:炎症が進み、骨が溶けてきている状態です。治療法は歯肉炎の治療法に加え、歯科医院での専用の器具を用いた歯茎の中のお掃除になります。場合によって外科的な処置が必要な場合もあります。
歯肉炎の状態であればご自身のブラッシングで改善されるケースが殆どですが、歯周炎になると歯科医院への来院回数が大幅に増え、治療期間も長くなります。
歯周病はご自身では気が付きにくく、知らない間に進行していることも。
早期発見、即時処置が大切です。
定期的な歯科医院でのメンテナンスで、ご自身のお口の中を健康な状態に保ちましょう。