こんにちは。エムズ総合歯科東中野院の歯科医師 沢﨑です。
春がようやく少しずつ近づいてきましたね。
今の時期は特に、インフルエンザやコロナを予防するために、マスクを着けている方も多いのではないでしょうか。
マスクを着けている時に、自分の口臭が気になったことはありませんか?
今回は、口臭の原因とその対応についてお話をしていきたいと思います。
口臭の原因はいくつかあるのですが、最も多いのは歯周病、虫歯、歯垢、舌苔です。
舌苔というのは、舌の表面に付着する黄白色の堆積物をいい、その付着量や色というのは個人差があります。
さらにそれは、口腔や全身の健康状態によっても変化します。
舌の表面はザラザラとしていて、細菌が付着して生育するのに適した環境です。
また、ドライマウス(口腔内の乾燥)が口臭の原因になるとも言われます。
唾液には口腔内の細菌を殺す力があるので、唾液の分泌量が少なくなることにより口臭が発生してしまいます。
他に原因となるものとしてはストレスです。
自律神経のうち、交感神経がいつも優位に立っていると、唾液が出にくくなります。
唾液を分泌する耳下腺のマッサージが有効です。
他にもいくつか予防策をご紹介します。
・舌を清掃する
舌を清掃するだけでだいぶ変わります。可能な範囲内で、舌苔を取り除いてください。
舌専用のブラシや柔らかめの歯ブラシを用いて、舌を傷つけないように、優しく磨いてください。
・こまめな水分補給
水分を摂取することで、細菌の増殖を抑えることが出来ます。
飲むものとしては、抗菌作用を持つカテキンが含まれている緑茶がおすすめです。
逆に、コーヒーは臭いの原因となるのでおすすめしません。
・ガムを噛む
噛むことにより唾液の分泌を促すことが出来ます。
さらに、ガムが舌苔を除去する効果も併せ持っているのでおすすめです。
糖質の入っていない、キシリトール含有のものが良いです。
・大きく口を開けて話す
同じように、大きく口を開けることで唾液の分泌を促します。
・歯磨きを徹底する
これは言わずもがなです。
歯ブラシで磨くだけでなく、フロス、洗口剤も併用して頂くと効果的です。
朝昼晩、1日3回磨けると理想的です。
口臭含め気になることがございましたら、一度ご相談にいらしてください。
むし歯や歯周病の検査も行い、クリーニングをすることによって、
普段の歯みがきだけでは落としきれない歯石、汚れを落とすことが出来ます。
スタッフ一同お待ちしております。