こんにちは。
エムズ総合歯科クリニック東中野所属に所属している歯科医師の佐橋です。
今年はとても暑いですね!熱中症にお気を付けくださいね!
今回は歯磨き粉に関してです。
歯磨き粉で一番大切なのは含有フッ化物濃度です。
歯磨き粉の後ろを見てみると、成分表が載っていると思うのですが、
そこのフッ化ナトリウムが高いほど虫歯を予防してくれる歯磨き粉となります。
フッ化ナトリウムは日本において1500ppmが上限とされていますが、1450ppmを上限と考えていただいて良いと思います。
フッ化ナトリウムがなぜ虫歯予防に効果的かというと大きく分けて二つの理由があります。
まず、再石灰化の促進です。
歯の表面にあるエナメル質というのは日常的に溶けたり増えたりを繰り返しています。
例えば、酸性の食べ物を食べた時などは限りなく少ないですが歯は溶けています。
そこで、溶けた分を取り戻すために歯は再石灰化と言って元に戻す機能が備わっており、
フッ化ナトリウムにはその再石灰化を促進する機能があります。
二つ目に、フッ化ナトリウムには細菌の活動を抑制する効果があります。
虫歯は細菌が発生する酸によって歯が溶ける病気です。
その細菌の活動を抑制すると、もちろん虫歯にはなりにくくなりますよね。
以上、フッ化ナトリウムがなぜ歯磨き粉において重要なのかご説明いたしました。
他にも何かお困りのことがあればいつでもご相談くださいね。