親知らずについて

担当: 歯科衛生士 鈴木(美) | 2025.06.13

こんにちは。

エムズ総合歯科クリニック東中野訪問部 歯科衛生士の鈴木です。

雨の日が増えてきましたね。梅雨入りももうすぐでしょうか?

雨の日は憂鬱になる方もいらっしゃるかもしれませんが、私は自宅でゆっくり本を読んだりして過ごしています!

みなさんも晴れの日にはしないことをして、楽しく過ごしてくださいね!

 

さて今日は、抜歯についてお話していきます。

まずはメリットとデメリットを分かりやすく説明します。

 

【親知らずを抜くメリット】

1.虫歯や歯周病の予防
親知らずは口の一番奥にあるため、歯ブラシが届きにくく、汚れがたまりやすい場所です。その結果、虫歯や歯周病になるリスクが高まります。抜歯することで、将来的なトラブルを予防できます。

2.周囲の歯への悪影響を防ぐ
親知らずが斜めや横向きに生えると、手前の歯(第二大臼歯)を圧迫し、歯並びが乱れたり、痛みが出たりすることがあります。抜くことで、周囲の歯を守ることができます。

3.口臭や炎症の改善
親知らずが中途半端に生えていると、歯ぐきとの隙間に食べかすがたまり、細菌が繁殖しやすくなります。抜歯によって、口臭や歯ぐきの腫れ・炎症の改善が期待できます。

4.将来の外科処置を回避できる
若いうちに抜いておくと、回復が早く、骨も柔らかいため手術が比較的簡単です。高齢になると抜歯が難しくなり、回復にも時間がかかる場合があります。

 

【親知らずを抜くデメリット】

1.抜歯後の痛み・腫れ
抜歯は外科的な処置なので、数日間は痛みや腫れが続くことがあります。特に下の親知らずは骨の中に深く埋まっていることが多く、手術が複雑になりやすいです。

2.神経の損傷リスク
下の親知らずの近くには「下歯槽神経」という大事な神経があります。手術の際にこの神経に触れると、下唇やあごにしびれが残ることがあります(まれですが完全に回復しないケースもあります)。

3.出血や感染のリスク
抜歯後に出血が続いたり、傷口から細菌が入って感染することもあります。特に喫煙者や免疫力の低い人は注意が必要です。

4.費用と通院の手間
親知らずの抜歯は保険適用内で行えますが、症状によっては紹介状で大学病院などに行く必要があり、複数回通院することもあります。

 

【まとめ】

親知らずの抜歯は、長期的な口腔トラブルを防ぐという意味でメリットが大きいですが、手術のリスクや一時的な不快感も伴います。

親知らずがまっすぐ生えていて、他の歯に影響がない場合は無理に抜く必要はありません。

気になる場合は、歯科でレントゲンを撮ってもらい、専門医と相談することが大切です。

 

いつでもお気軽にご連絡くださいませ。

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