みなさん、こんにちは。
予防口腔ケアクリニックで歯科衛生士をしている奥野です。
今日は、「予防歯科」についてお話したいと思います。みなさんは、定期メンテナンスに通っていますか?
日本は、先進国の中でも定期メンテナンスの受診率が圧倒的に低い国です。
スウェーデンでの受診率は80-90%、アメリカで80%、イギリスで70%ですが、日本ではなんと6%。70歳時点での残存歯数も、スウェーデンが20本、日本は8本と、大きな差があります。
メンテナンス率と残存歯数は、密接に関係していることが分かりますね。
次に、残存歯数と全身の影響についてです。
現在日本では、「8020運動(はちまるにいまるうんどう)」という目標を掲げています。
これは、残存歯数を増やすことで国民の健康寿命が延びるためです。
実際に80歳における残存歯数と年間総医療費を見てみると、0-4本残っている方で54万円、20本以上残っている方で36.4万円と年間約17.6万円の差があります。つまり残っている歯が多いほうが医療費がかからない、健康な状態であるといえます。
しかし現状、上に記した通り70歳時点での残存歯は8本でとても少ない状態です。
おいしいものをたくさん食べて、健康に長生きできるように歯の健康もしっかり守っていきましょう!