みなさん。こんにちは！エムズ歯科クリニック予防口腔ケアの歯科衛生士、遠藤です。

最近は半袖で過ごすこともできるくらい暖かくなり、過ごしやすい気候となりましたね。

今日は歯磨き粉について、お話ししたいと思います。歯医者さんではもちろん、薬局などでも沢山の種類がある、歯磨き粉。何が違うのか、どれが自分に合っているのか迷ってしまい方も多いのではないでしょうか。今回は歯磨き粉の成分を見て、自分に合った歯磨き粉を選べるようになりましょう。

まず、1番皆さんが気にするであろう虫歯。この虫歯予防をしてくれるのが、フッ素という成分になります。歯磨き粉を選ぶ際にまず、フッ素が入っている歯磨き粉を探しましょう。日本で売られている歯磨き粉内の最大フッ素量は1450ppmが最大です。極力この数字に近いものが1番虫歯予防をすることが出来ます。

続いて、こちらも心配な方多いのではないでしょうか。歯周病予防に必要な成分は、薬用成分であるIPMP（イソプロピルメチルフェノール）やCPC（塩化セチルビリジニウム）、CHX（塩酸クロルヘキシジン）が配合されているものを選びましょう。どの成分も殺菌作用が強いものになる為、歯周病の原因である歯周病菌を殺菌する役割があります。また、歯茎から出血があったり、歯茎が腫れている場合はトラネキサム酸やビタミンE（酢酸トコフェロール）などがプラスで配合されたものを選ぶと消炎作用があります。

お茶やコーヒー、紅茶を飲む方は着色が付きやすいのではないでしょうか？そんな方にはホワイトニング効果のあるポリリン酸ナトリウム配合されたものを使用すると良いです。着色の着き具合や落ち具合は人によって異なるため、改善されない場合は歯医者さんで細めにクリーニングしてもらいましょう。

最後に、これからの時期は大変ですね。知覚過敏がある方におすすめなのが、乳酸アルミニウムや硝酸カリウムが配合されたものです。一時的にはなりますが、この成分がしみないように歯の表面をコーティングしてくれる役割があります。

歯磨き粉の裏の成分をよく見て、ご自身の状態にあったものを選びましょう。迷った場合は歯医者さんでどれがいいか相談してみてもいいかもしれないですね！私たちがおすすめのものを紹介させて頂くのでどんどん聞いてくださいね。一緒に歯やお口のケアして行きましょう！