こんにちは。
歯科衛生士の棚町です。
2月に入りましたが、引き続き厳しい寒さが続きますね。
寒さに加え、乾燥もとても気になる季節ですよね。実は乾燥はお肌だけではなく、口腔環境にも悪影響を与えてしまいます。
唾液には抗菌作用や自浄作用があるので、口内が乾燥していると、虫歯、歯周病だけでなく、口臭や感染症、口内炎の原因にもなります。
また、口腔環境悪化により歯周病が進行すると、歯周病きんが血管を通り他の臓器にもわたり、心臓疾患や、脳梗塞、誤嚥性肺炎といった疾病の一因となることもわかってきました。
口腔内の乾燥を防ぐためには、第一に口呼吸の改善が必要です。
口呼吸の改善は意識的な対策で治ることもありますが、鼻での呼吸が上手くできない場合は耳鼻科で治療しましょう。
その他に、食事の際によく噛んで食べること、舌を上下左右や円を描くように動かすこと、ガムを噛んだりといったことで唾液量を増やすのも有効です。
口腔環境の改善には当然ながら、口内を清潔に保つことが肝要です。
正しい歯磨きに加え、デンタルフロスでの歯間部分もきちんと汚れを落としましょう。うがい薬の使用もオススメです。
ご不明点やご相談などありましたらぜひクリニックで気軽にご相談くださいね。