こんにちは。
東中野総合で歯科助手兼管理栄養士をしております高橋です。
梅雨入りの季節になりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。
今月は歯と関係のある栄養素についてお話します。
歯を強くする栄養素はご存じでしょうか?
その栄養素とはカルシウムやたんぱく質、ビタミンA・C・Dといわれています。
今回はこの中で、カルシウムについてお話しさせてください。
カルシウムは一度むし歯になりかけた歯をなおす働きがあります。
詳しく説明をすると、
食べ物を食べるとむし歯の菌でお口の中が酸性に傾き、歯の表面からリンやカルシウムが溶けていきます。そのあと、唾液の働きにより、食後約40分でこの酸は中和され、溶けたリンやカルシウムは元の構造に修復されます。
この修復する流れは、「再石灰化」といいます。カルシウムやリンが不足すると、再石灰化がスムーズに進まず、むし歯のリスクを高めますので、カルシウムの摂取には気を付けていかなければいけません。
このカルシウムが効率よく体に吸収されるために、助けてくれる栄養素がビタミンDなので、なるべくカルシウムとビタミンDを上手く組み合わせた食事を取り入れていきたいですね。
カルシウムを多く含む食品であげられるのが
乳製品(チーズ、牛乳)や小魚、干し海老、大豆製品(豆腐、納豆)で
ビタミンDを多く含む食品は
鮭、うなぎ、さんまです。
ぜひ、参考にしてください。
お口の栄養以外にも、日頃の口腔ケアを大事にすることと、
当院での定期健診を欠かさずに行っていきましょう!
当院にてお待ちしております。