こんにちは、エムズ歯科クリニックで歯科技工士をしている石井です。
暑いですね。無理をせずにクーラーなどで暑さ対策をしていきましょう!
さて、今月は歯磨き粉についてのお話です。
歯磨き粉と一言で言ってもいまや様々なメーカーから様々な用途の歯磨き粉が出ています。店頭に行けば虫歯予防や歯周病対策、歯を白くするホワイトニング、知覚過敏、口臭などとたいていは一目で用途がわかりやすく表示されていることでしょう。その中から自分の目的に沿った歯磨き粉を選んでいきましょう。
ではその歯磨き粉について少し掘り下げていきましょう。
虫歯が気になる方の歯磨き粉を選ぶ基準はフッ素の濃度が非常に重要になります。フッ素が虫歯予防に効果があることは科学的にも証明されています。ただこのフッ素の配合量が多い場合小さなお子様には使用できないので注意しましょう。
歯周病の傾向のある方。近年での歯を失う原因として1位は虫歯ではなく歯周病となっております。そのため、歯周病予防に重点を置いている歯磨き粉は歯科医院でも非常に重要なもののひとつとして取り扱われています。歯ぐきの炎症を抑えて出血を防ぎ、歯周病の原因菌を殺菌していきます。
歯の白さが気になる方。歯の予防の意識が高まってきている最近では歯の白さを気にし始める方が増加してきています。そのため、ホワイトニングに特化している歯磨き粉が登場してきています。こちらは研磨剤の粒子が大きく、歯の表面を研磨していき着色を落としていきます。
知覚過敏の方。知覚過敏は歯の表面のエナメル質が加齢による歯肉退縮や歯ぎしりなどによってなくなりその下にある象牙質が露出することで歯の神経が刺激され引き起こされます。これを防ぐために象牙質にある細い管をふさいで刺激を防ぎます。
口臭が気になる方。口臭が気になってくると非常にストレスを感じ、さらに口臭がする原因となります。口臭の原因は最近が作り出すガスです。その口臭を予防することに特化した歯磨き粉も多く目にすることができます。
口腔内の状態を正常に保つためにも歯科医師、衛生士さんに正しい歯の磨き方を指導してもらいましょう!