こんにちは。歯科助手の西村です。
もう9月だというのにまだまだ暑い日が続いていますね。
ここ何年も夏の終わりが長く感じます。
みなさんはどんな夏を過ごされましたか?
夏休みを利用して歯科検診にいらした方もいらっしゃるのではないでしょうか?
歯科検診でお口の検査をするとき、先生が「シーオー」「シーワン」のように「C」と「数字」の組み合わせを話しているのを聞いたことはありませんか?
何を言われているのかとドキドキしたことはないでしょうか。
この「C」は「カリエス」という英語の頭文字を取ったもので、虫歯を意味しており、
その次の数字は虫歯の進行具合を表しています。
では、それぞれのレベルについて少しずつご説明します。
・CO(シーオー)
一般的に「初期虫歯」と呼ばれていますが、虫歯というよりも虫歯になりかけている状態です。
特に治療の必要はありませんが、そのまま放置すると「C1」へと進行していくため注意が必要です。
歯磨きの徹底やフッ素を使用することで、元の健康な歯に戻すことができます!
・C1(シーワン)
歯の表面にある「エナメル質」に発生した虫歯です。
まだ小さい虫歯なので症状などがないため急いで治療する必要はありませんが、
さらに進行すると痛みが出てきてしまうので、早めに治療したほうが良いです!
・C2(シーツー)
エナメル質の下にある「象牙質」に進行した虫歯です。
・歯に穴が空く
・歯が黒く見える
・冷たいものがしみる
などの症状が出てきます。
ほとんどの場合、型取りをして詰め物を作製するため、2回治療が必要になります。
・C3(シースリー)
象牙質の下の「神経」にまで進行した虫歯で、
ものや熱いものがしみたり、何もしなくてもズキズキとした痛みを感じやすくなります。
根っこの治療を行い最終的に被せ物を作製するため、治療は1、2回で終わりません。
・C4(シーフォー)
神経が完全に蝕まれているので痛みはありませんが、
歯冠という歯の上の部分が溶けてなくなり、根っこしか残っていない状態のため、抜歯になる可能性が高いです。
Cと言われた場合には虫歯がありますので検診だけで終えずに、治療の予約を取ることをお勧めします。
いつでもお気軽にご連絡ください。